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中世鎌倉盛衰草紙 -東国首都鎌倉の成立と展開ー

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峰岸純夫・著
戦国時代は「享徳の乱」で開幕した。それは、「応仁・文明の乱」より13年早く関東で始まった。

関東で起こった「享徳の乱」が京へと波及し、「応仁・文明の乱」そして戦国時代の幕開けへと時代を導いた。著者が初めて「享徳の乱」を提唱したのは1963年のことで、今日では歴史教科書にも掲載される歴史用語となったが、まだまだ日本人の常識とはなっていない。
本書は、大判カラー写真(鎌倉で絶大な人気の写真家・原田寛)や若手水彩印象画家(鎌倉水彩画塾長・矢野元晴)の作品でビジュアル的にも楽しみながら、日本の中世史における「享徳の乱」の重要性と、歴史都市・鎌倉が東国の首都として果たした役割とを読み解こうとするものです。

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